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ありがとー

 投稿者:一瀬まりも  投稿日:2012年 2月15日(水)09時25分22秒
  これをベースになんとか公式設定にできないか思案するわ~

構内に菓子持ち込めないのはネックね(爆)風紀委員お堅いわぁ
 
 

あま~い

 投稿者:みつる  投稿日:2012年 2月15日(水)07時40分44秒
  あま~いO(≧∇≦)O
焼きもちやく一さん、
そして総ちゃんとの絡みもナイス~ドキドキ
千鶴と一さん、ラブラブドキドキv▽vドキドキだね~
バレンタインにちなんだお話だぁキラキラ
一さん良かったね~^皿^
ハート型チョコ^皿^
 

バレンタインSSL

 投稿者:一瀬まりも  投稿日:2012年 2月14日(火)00時05分57秒
編集済
  なんか力尽きた…
設定自体を間違えていたのでどうにもならなくて、でもそこは無視してとりあえず仕上げてみた。
公式では、薄桜学園は男子校で、千鶴だけが唯一の女子。
近くにある島原学園は女学校で、そこに千姫がいて、男ばかりの学校の千鶴を気づかって
転校してこないかって誘っている…。

なので、薄桜学園内で、家庭科の実習後先輩に触れ前途なんてものは存在しないのでありました。

ちーーん。(爆)

それでもよかったら読んでみて~
 

バレンタイン1

 投稿者:一瀬まりも  投稿日:2012年 2月14日(火)00時02分53秒
  「いかなる理由があろうと校内に菓子を持ちこむのは禁止だ」
校門の前でいつも斎藤先輩が言っていた言葉を思い出す。
でも、家庭科の実習なら別の話。

今校内では、調理実習で作ったお菓子を好きな先輩に贈るのが流行っている。
いつもは『色々としめしがつかないからな…残念だが気持ちだけ頂く』って、やんわりと断られるけど、明日は実習!


最初はそれがとっても悲しくて、でも先輩の気持ちもわかるし、何よりも先輩を困らせたくなくて…。

あ~明日の実習のチョコ…どうしようかな…
駅の向こうのショッピングセンターで色んな材料を買って、斎藤先輩に渡す用のラッピングペーパーも買ってきた。
明日無事に渡せるといいんだけど…。

本当は学校が駄目なら家に言って渡せばいいんだけど、剣道部の部活も忙しい先輩の明日の帰宅時間は遅いから、そんな時間まで校内で待っていても迷惑だろうし…。
あ~校則がうらめしいーーーー!!





丸いトリュフに色んなトッピングをしてーーー。
赤にピンクに黄色。
ココナッツのお化粧にナッツの飾り。
中には、ほんの少しのラムをたらして、大人の味に…。
これを美味しい紅茶と一緒に食べたら美味しいかな?
食べてもらいたい人の顔を思い浮かべて、1つ1つラッピング。
思いを込めてラッピング。
これはお世話になっている皆に…。

そして私は、他のチョコとは違う特別なチョコに想いを託す。
あの人の目がいつも私を見てくれますように…

実習が終わった後の校内では、お目当ての先輩にチョコを渡す同級生の姿…。
私はと言えば…
剣道部道場の前を行ったり来たり。
窓から見える道場で、斎藤先輩が素振りをしている姿が見える。
…綺麗…。
どこをどう見ても欠点が見つけられない。
袴姿も剣を持つ姿も…。
一心不乱に見ていると…
「何今日は覗き?」
「!!ひゃぁっ!!」
いきなり耳の後ろで囁かれると驚きますから!!
気配を感じさせないで近づくのは絶対わざと!!
「脅かさないで下さい沖田先輩っ!!」
そんな私の抗議はさらりと無視して沖田先輩は言う。
「何見てるの?…ああ、一君かぁ…さしあたり、バレンタインの贈り物?校内にチョコなんて持ちこんだら、うちのお堅い風紀委員がボッシュート!!なんてね!」
「…調理実習で作ったんですから校則違反にはなりませんから」
「…そっか…今日は校内にもいい匂いがしてたもんね。それで千鶴ちゃんは一君にあげるんだ?バレンタインのチョコ」
う…
そうですなんて恥ずかしくて言えないですから!!
「一君のじゃないの?じゃあ、僕のため?嬉しいなぁ…まさか無いなんて事ないよねぇ…」
……沖田先輩って……
「ちゃんと沖田先輩の分もありますから!」
言うか言わないかのところで、沖田先輩にバックをひょいっと取られ、上にあった包みを取り出してぱくりっと美味しそうに食べた。
「きゃあっ!沖田先輩返して~!!」
「うーん。いい香り…千鶴ちゃんて、本当にいい子だね」
そのまま頭をくしゃくしゃっとなでられた。
嫌ぁ―――リボンかわいく結んできたのに~!!

しばし私が絶句していると、
「何をしている…」
斎藤先輩の声がふってきた。
!!いつの間に!!
斎藤先輩も殆ど気配を感じさせない人だけど、でも突然はよくない!心臓に悪いもの!!

「何って、千鶴ちゃんの作ったチョコを美味しく頂いているだけだよ。あ、実習だから校則違反ではないからご心配なく」
「…総司…確かに実習に限っては校則違反ではないが、道場での飲食は別だ」
「なにそれ…そこまで重箱のすみつついて、僕を罰したいの?それ」
「重箱の隅ではない。道場を使うものとしての心得を…」
「あー煩い。煩い」
「総司、お前という奴は…練習をおろそかにすると敵に不覚をとるぞ」
「敵?どこに敵がいるんだよ。この地区で僕の相手が出来るのは君ぐらいだよね、一君」

だんだんと雲行きが悪くなっていくその状態に私は思わず
「すいませんっ。こんな所までお菓子を持ってきてしまった私が悪いんです…ごめんなさい」
なぜか思いっきり誤ってしまった。
「雪村…いや、お前が悪いわけでは…」
「…なんか君達って、本当に堅苦しいよねぇ。チョコ作ったからあげる。ありがとう美味しいよって軽く出来ないの?」
沖田先輩!そんな軽くなんて…
「できるか!」
「できませんっ!」
私と斎藤先輩の声が重なった。
 

バレンタイン2

 投稿者:一瀬まりも  投稿日:2012年 2月14日(火)00時02分9秒
  「あーぁなんか飽きちゃったよ。僕は帰るよ。ほら、みんなこのチョコ食べなよ」
そのまま私のチョコは剣道部員の元へ投げられた。
「なっ!総司!」
「沖田先輩っ!」

「おお~いただきます~」
それをキャッチした剣道部員の声が響く
「お前ら、神聖な道場で飲み食いなど!」
斎藤先輩の怒声が響くけど、誰も聞いているものはいない…。
ああ、一体どうしたら…。
「一君も欲しい?」
沖田先輩は手元に残ったチョコを1つ斎藤先輩の目の前に持ってきた。
「…いらん!」
非常に不愉快だという表情で即答された。
「………………………………………」
え…。
「あ、いや、雪村!今のは…」
なんだかお先真っ暗というのはこんな感じ?
本当は斎藤先輩にチョコ渡して、今日は一緒に帰りませんか?って言いたかったのに!!
「…お騒がせしてごめんなさい。私、お先に失礼しますね」
「雪村…待て…違う!!」
「千鶴ちゃん!バックどうすんのこれ?」
先輩達の声が後ろに聞こえてきたけど、さっきの『いらん!!』 という言葉がショックすぎて…逃げた…私…。

「まて雪村!!」
とはいえ、斎藤先輩の足に叶うわけもなく、校舎の裏あたりで私は先輩につかまった。
「逃げるな…」
「…………なんで……追いかけてくる………ん……です……か…」
「………理由が無いと追いかけては駄目か?」
「そんな事無いですけど…でもごめんなさい、道場があんな事になってしまって…」
「…いや、別にあれは総司達が悪いのであって、雪村は悪くない」
ほら、と、沖田先輩に奪われていたバックを返してくれた。
「あ…」
「甘い匂いだな…」
斎藤先輩がぽつりと言った。
「…実習で作ったチョコの香りです」
「……そうだな……」
「あの…斎藤先輩は…チョコはお嫌いでしたか?」
おそるおそる聞いてみた。
「いや、甘いものはそれほど好きではないが、その……雪村の作ったものなら食べてみたいと思う…」
「でもさっきは……その…『いらん』って…」
「それはっ…………雪村の…………が……………で………」
「え?」
全然よく聞き取れない上に、何故か真っ赤になっている斎藤先輩
「斎藤先輩?」
「……………………………雪村のチョコを他の男が食べているのを見るのが不愉快で…」
「!!…他の男って言っても沖田先輩ですし…」
「…つ!! ……そうなのだが…」
「それに!!…斎藤先輩の分もちゃんと用意してたんですから」
私は持っていたバックの中から斎藤先輩用のチョコを取り出した。
「いや…そうではなくだな……ん?これは?」
「あ、大丈夫です。この中身も実習で作ったものですから、校則違反はしてませんっ。受け取って下さい」
「………あ…あぁ…でも実習で作ったというなら、さっき総司が食べていた物と同じものなのだろう?」
「え?」
ふと、先輩の顔を見上げると、ちょっと拗ねたような顔で…
まさかこれって…もしかして嫉妬だったりしますか?
「あの……斎藤先輩?」
「なんだ?」
「中を開けてみてくれませんか?」
「あ…あぁ…」
がさがさと包みをはずして、箱のふたを開けると…
そこには他のチョコにまじって1個の真っ赤なハート型のチョコ
「先輩だけにですよ。ハート形のチョコは」
そっと斎藤先輩に伝える。
「つ!………………………………」
…先輩の驚くと言うか、嬉しそうな顔が見れてもうそれだけで十分。
やっぱりチョコ渡してよかった。
「きゃっ!」
そんな私をぎゆっと抱きしめた斎藤先輩がそっと囁いた。
「ここが校内で無かったら…」
「え?」
「…なんでもない…」

その先の言葉を聞けるのはいつの日か―――。

私の思いはどこまで伝わってますか?
甘いチョコが口の中で溶けるように、先輩の熱で私を溶かして欲しいなんて言ったら軽蔑しますか?

斎藤先輩…大好き。
 

一さん

 投稿者:みつる  投稿日:2012年 1月 2日(月)10時04分56秒
  読んだ~ハート

一さん、お誕生日おめでとう♪x3キラキラ^▽^キラキラ♪x3
千鶴の隊服!に揚げだし豆腐ハート一緒に初詣だって^皿^
いいなぁ~。
そして総司の役どかろがナイスだわ~。
御愁傷様って(笑)
そして…やんわり断られた原田(笑)
お正月から素敵なお話ありがとうありがとう^▽^ハートx2キラキラ
 

というわけで・・・

 投稿者:一瀬まりも  投稿日:2012年 1月 2日(月)00時17分49秒
  はじめさんBirthday企画SSでした~(^^ゞ  

年のはじめに 3

 投稿者:一瀬まりも  投稿日:2012年 1月 2日(月)00時16分38秒
  どうしようこれ…
お仕事の邪魔になるくらいなら持って帰った方がいいのかな…

他の幹部さん達にはこんな感情は浮かばない。
だから普通に接することが出来るんだけど

でも斎藤さんが相手となるとそうはいかない。
そのまましばらく立ってると、
「いつまでここに立っているつもりだ」
あ…
すっと障子があけられた、

「あの…」
お盆の上にのせられた揚げだし豆腐を見た斎藤さんは、ちょっとだけ驚いた顔をしたけど、それを受け取ってくれた。

「すまない。ありがたく頂くとしよう、もう遅い。部屋へ戻れ」

目の前で閉められそうになる障子に思わず手をかけて私は言った。

「あのっ おめでとうございます!!」
「…もう日も変わろうかという時分におめでとうでもないだろう」
ふ…と斎藤さんが笑ったような気がした。

「いえ、あの新年のご挨拶もそうなんですけど、今のはそうではなくて…」
もごもごと口ごもってしまう。
「あんたが何を言いたいのか俺にはよく解らないが…もう遅い時間だ。あんたはもう寝ろ」

「いえ、今日はその…斎藤さんの生まれた日だと聞いたもので…それで・・・」
言えた!よかった。今日中に言えた。

「あんたは……そんな事を言うためにこんな時間まで待っていたというのか?」
「はい…」
「・・・自分が生まれた日を祝われるなど、思ってもみなかった・・・気遣わせてしまったな」
「あのそれで…今の私にはこれぐらいの事しか出来なくて…」
私は繕った隊服を斎藤さんに差し出した。
「雪村が縫ってくれたのか?」
「はい…ここ最近は外出が出来なかったものですから、他に何も出来なくて…」
「これで十分だ…それに今は不逞浪士があちこちに潜入している。多分副長もそれを心配してあんたを外に出さないんだと思う。
俺も隊務で離れる事が多かったから、気にかけてあげられずすまなかった」
「え?」

「それにこれは雪村が俺のために縫ってくれたものだろう?十分な贈り物だ」

その言葉が嬉しくて思わず笑みが零れた。
「…本当は着物でも縫って差し上げれたらいいんですけど…」
ぽつりと本音が出てしまった。

「…………………………………………………………………………………………………………雪村…その…初詣には行ったか?」
長い沈黙の後斎藤さんが言った。


「いいえ、まだですけど」
「今のうちに一緒に行くか」
「いいんですか?」
「ああ、明日からまたしばらくは帰ってこれない任務がある。せっかくの日だ、残った時間をあんたと過ごしたい」

行くぞと差し出された手に驚きつつ、私はそっとその手を握った。


 

年のはじめに 2

 投稿者:一瀬まりも  投稿日:2012年 1月 2日(月)00時15分52秒
  せっかくの一大決心が無駄になりそうな頃、屯所の中が騒がしい事に気がついた。

「平助君、なんの騒ぎ?」
「あ千鶴、一君が帰って来たんだけどさ」
「何かあったの?」
胸騒ぎがする
「いや、何もないさ。いつもの仕事をして斉藤が帰ってきた…それだけだ」
「それだけって…」

こう言う時、私はいつも蚊帳の外だ。

この廊下の向こうには待ちこがれていた斉藤さんがいるのに…それでも今、私にはこの廊下を進むことは許されない。
しょせん仲間じゃないと思い知らされる。


「そんな顔されてると、正月そうそう辛気くさいよ」
廊下で立ち尽くしていた私の隣に、いつの間にか沖田さんがいた。
「沖田さん!何時の間に!!…あ…具合はいかがですか?」
沖田さんは最近具合がよく無く、1日中寝ている事が多くなっていたんだけど…。
「僕は病人じゃないって言ってるでしょ」
「でも…」
「それ以上余計な事聞いたら斬るよ。それよりこの向こうの騒ぎっていうか、一君が気になるんでしょ?」

え…

「別に隠すことも無いから教えてあげる。大晦日から土方さんの命令で幕府の要人の警護を頼まれていた一君が、帰ってきたんだけど、屯所に戻る時に襲われたらしいよ」
「それで斎藤さんは!?」
「敵は5人いたらしいけど、そんなのに一君が遅れをとるわけないじゃない。あ、ほら、こっち来るよ」
向こうから歩いて来る斎藤さんの姿にほっとする。
だけど何か何か難しい事が起きているのか、斎藤さんは私に目もくれずに土方さんの部屋へと入ってしまった。

「・・・・・・・・ご愁傷様」
「・・・なんでそういう事言うんですか!!」
「別に・・・じゃあね。あ、僕もお雑煮いただくね」
ひらひらと手を振って沖田さんは行ってしまった。

しばらくして土方さんの部屋から出てきた斎藤さんは、そのまま部屋にこもってしまった。
なんか声をかける暇もなくて・・・


明日の朝の仕込みをしながら、私は部屋から一歩も出てこない斎藤さんが、食事をしに来ない事に気がついた。

お忙しいのかしら…
お鍋の中には斎藤さんの好物の豆腐料理が入っている。
いつ帰ってきてもすぐに出せるように用意していた揚げ出し豆腐。

きっとどこかで食事はされていたと思うけど…
京には沢山美味しいものがあるのだろうけど…
それでも屯所にいる間くらいは、ちゃんとした食事をしてもらいたい。

お部屋に持って行こう!!

それと、今日言わなくては何の意味も無くなってしまう事を伝えるために、温めた揚げ出し豆腐と、仕上げた隊服を持って斉藤さんの部屋の前まで行った。

「あの・・・斎藤さん・・・」
「雪村か…どうした?」
「あの、お夜食をお持ちしました。今日はお戻りになってから何も召し上がってないと思って」
「・・・急ぎの報告書類があるゆえ必要ない」
「でも、何か召し上がった方が・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
声から伝わる雰囲気からして、こう言う時はそっとしておいた方がいい。

ずっと前から斎藤さんに伝えたかった言葉が、伝えたい気持ちが、急速にしぼんでいくのが自分でも分かった。
 

年のはじめに 1

 投稿者:一瀬まりも  投稿日:2012年 1月 2日(月)00時15分7秒
  一月一日元旦。
屯所の1日は、昨日と全然変わらぬ朝の風景で始まる。
お膳に並ぶおかずとお雑煮がお正月を演出しているぐらいで、巡察組は朝からピリピリとした雰囲気を纏っている。

それでも元気に全員の姿が並んでいるとほっとする…

あれ?

私は朝ごはんの席に斎藤さんの姿がないのに気がついた。

お雑煮を渡しながら、平助君へ聞く。
「一君?…たしか土方さんのお使いで泊まりの仕事だよ。残念だよな~一君、千鶴のお雑煮べれなくて」
「まぁ仕方ないさ、これも仕事だし、当の斎藤はちっとも気にしてねぇと思うぜ。下手すりゃ、今日が正月だって事も忘れてるかもしれねぇ」
「それかあの斎藤の事だ、案外どっかでよろしくやってるかもしれねえぞ」
原田さんと永倉さんが続けて言う。
「あの…よろしくって?」
「そりゃ、あの土方さんの名代で何かしてんだったら、どこかのお内義に『ま、一献・・・』
って感じでだな…『そうかすまぬ』『いやん、斎藤様ったらいけず』なんてな」
「おいおい新八、千鶴の前でなんて事言いやがる」
原田の鉄拳が新八の頭を直撃した。
「痛ってーーーー左之!!なにすんだよ」
「あ、でもさー、この前、一君朝帰りしたらいい匂いしてたし…もしかして島原にいい女でもいたりして」
平助君がたたみかけるように言う。
いい香りって…女の人って!?

「…否定はできねえな…あいつはむっつりだしな」
「え~むっつり????斎藤さんが?」
「千鶴も気をつけろよ、ああいう何も喋んない奴は何やるか分かんないからな」
「ひでぇ左之さん、それじゃ一君が可哀想だよ」

延々と続きそうな三人の会話に付いていけなくて、
「……………あのっ!私失礼します」
私は広間から退出した。

だって、あの斎藤さんが…そんな事って!!!


大広間から自室に戻ると、静寂につつまれた部屋に置かれた隊服ひとつ―――。
袖が解れているのに気がついて、洗濯の後に持ってきた斎藤さんの隊服。
それをぎゅっと抱きしめながら思った。

…今何処にいるのかな。
私が心配する事じゃないけど、どうかお仕事が無事に終わりますように…
思いながら一針一針…

ぱちん。

最後の糸を切って繕い終了。
それから外から聞こえてくる音に耳を傾ける。
年のはじめの賑わいがここまで聞こえてくる。

非番の隊士達は代わる代わる、いそいそと出かけていくし、なんか楽しそう…。




「千鶴、おめぇもどこか行きたいか?どこか行きてぇところがあるなら付き合うぜ?正月だし出店も色々あるみたいだし」
丁度入口付近で顔をあわせた原田さんが外に誘ってくれた。
でも…
「ありがとうございます。でも今日は色々やることがあって…」
やんわりと断わってしまった。だって、出かけている間に斎藤さんが戻ってきたら大変だもの…。


それから夕方になり、夕食の時間が過ぎても斎藤さんは戻らなかった。

…今晩もお仕事なのかな…。
 

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